個人事業用と個人用の按分

車のガソリン代の按分について

以前、家賃の支払いについて事業用と個人の按分について書いたところ、「自家用車を取引先と打合せに行くときに使っているのでその処理について教えて」と、ご質問を頂きました。

花子さん

先日、取引先と打ち合わせする事になり、自家用車で向かいました。細かな費用のお話しですが、高速代金や駐車場代、それにガソリン代などはどのように処理出来ますか?

先生

原則は支払家賃と同じ考え方です。車の費用も個人と共有する部分は割合をきっちり決めて費用計上して下さい。自家用車を事業で30%程度使用している場合は毎月のガソリン代や保険料等は30%を計算して計上して下さい。

花子さん

打ち合わせ等、事業での使用と断定出来る場合は100%費用扱いで処理してOKですか?

先生

そうです。この場合、打ち合わせ目的地との往復の高速料金、目的地付近の駐車場の費用は全額を費用として計上して下さい。勿論、公共交通機関で行った場合の費用も同じです。

花子さん

今までは、会社から給料をいただく生活だったので、個人事業主となってからは、お金の出し入れが複雑な気がします。しっくりこないというか・・。
定期的に給料をもらって、そのお金を消費するという感覚を変える事が難しいですね。

先生

サラリーマンは会社の業績にかかわらず「給料」という一定金額をもらっていると思います。中長期でみると給料の増減はあると思いますが、会社という会計では売上高-売上原価-費用(給料を含む)=利益という前提です。

しかし、個人事業主は事業の成績によって得た利益から報酬を受け取るという概念です。
勿論、決算書を作る年末にだけ報酬を受け取るわけではないのですが、
基本的な考え方は「利益が報酬」なのです。

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この記事を書いた人

簿記の知識をいかしたブログ運営しています。又、色々なジャンルの記事作成を執筆しながら、アフェリエイト案件も行っています。

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